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カテゴリー:鍵が開かない

鍵がくるくる回るけど開かない。これってどうなってる?

目次

毎日何気なく使っている鍵には、実はトラブルも付き物です。 しかもそのトラブルは、ある日突然やってくるもの。 「今朝までごく普通に使えていた鍵が、夜になったら使えない!」なんてケースも、決して少なくありません。

鍵のトラブルにもいろいろありますが、「鍵を回すことはできるのに、開錠できない」というトラブルの原因や対処法など、頭に入れておきたいポイントをまとめます。

鍵がくるくる回るけど開かないときに起きていること

ドアの鍵

鍵をきちんと持っていて、鍵穴に差し込み回すことができるのに、なぜか鍵が開けられない…。 こんなときには、パニックに陥りがちです。 まずは鍵の内部で何が起きているのか、詳しく解説していきます。

鍵が開錠できる仕組みとは?

一般的に住宅に用いられている鍵は、シリンダー錠と呼ばれるものです。 内部に円筒が組み込まれており、その中に障害物となるタンブラーがいくつも設置されています。 正しい鍵を差し込むと、このタンブラーがそれぞれ正しい位置におさまり、くるりと回転させることができるようになっています。

鍵をかけると、鍵本体から金属製のボルトのようなものが飛び出して、扉が開くのを物理的に阻害します。 円筒をくるりと回転させることで、このボルトを動かすための力を伝える、という形になります。

鍵がくるくる回るのに、開かないときの内部事情

では、鍵がくるくる回るにも関わらず開錠できないときには、いったいどのようなことが起きているのでしょうか。

鍵が回るということは、内筒をきちんと回転させることができているということです。 それにも関わらず鍵が開けられないということは、円筒の部品が壊れてしまっている可能性が考えられます。

またそれ以外にも、「円筒の動きをドアロック用ボルトに伝えるための部品」や「ドアをロックするためのボルト自体」が破損している可能性もあるでしょう。

鍵の動きをボルトに伝えるための過程のどこかで 不具合が起きていることになりますが、実際のところは、鍵を取り外して調べてみなければわかりません。

鍵がくるくる回るけど開かないのはなぜ起きる?

鍵が回るのに開かない!という状況に、困る方は多いはずです。 ではなぜこのようなトラブルが起きてしまうのでしょうか。 考えられる原因の中でも、特に多いものを紹介していきます。

経年劣化

毎日何気なく使っている鍵ですが、もちろん徐々に経年劣化していきます。 シリンダー内部の部品にも、毎日少しずつ負担がかかり、トラブルにつながってしまいます。 鍵は精密機械ですから、内部に含まれるほんの小さな部品が壊れただけでも、不具合につながってしまいます。

この場合、トラブルが本格化する前に、「鍵を回すときに重く感じるようになった」「最近なぜか鍵が回しづらい」などの事前症状を感じる方も多くいます。 この時期に修理をしておくことで、ある日突然起きる困った事態を防げるでしょう。

部品の脱落

シリンダーの動きを、扉をロックするためのボルトに伝えるための部品を「カム」と言います。 内筒の後部に取り付けられている部品ですが、この部品がポロリと取れてしまうことがあります。

部品が取れてしまえば、当然動力を伝えることが不可能になってしまいます。

鍵の種類による特性

実はこの「鍵がくるくる回るけど、開錠できない」というトラブルは、チューブラ錠に装着するチューブラシリンダーに多く発生すると言われています。

輸入住宅の玄関ドアに使われている鍵や、GOAL社製の鍵の中には、このチューブラ錠タイプのシリンダーを採用しているものが多くあります。 鍵の特性の一つとして頭に入れておくと、いざというときでも冷静に対応できます。

鍵がくるくる回るけど開かないときの対処法

電話する女性

では実際にトラブルに見舞われてしまったときには、どのように対処するべきなのでしょうか。 ぜひ頭に入れておいてください。

自分でできる対処法は、残念ながらありません

鍵を差し込むことができ、回すこともできるのに開錠できない! 残念ながらこのような状況の中で、自分でできる対処法はほとんど存在しません。

問題は鍵の本体内部で起こっており、素人が外からそれを確認することは、ほぼ不可能だからです。 稀に鍵を上下に動かすことで開錠できることもありますが、無理は禁物。 余計にトラブルを悪化させてしまう可能性も高いです。

プロにお任せしましょう

費用はかかりますが、やはりプロに依頼をするのが一番です。 鍵が開いているときにトラブルに気付いた場合、鍵本体を取り替える工事が行われます。 カムの破損ではなく、単純に外れただけ、という場合には、元通りに取り付けるだけで作業が完了する場合もあります。

厄介なのは、扉が閉まった状態でトラブルに気付いた場合で、まずは鍵開けのサービスをプロに依頼することになります。 鍵を開錠した上で鍵本体の状況を確認、必要であれば本体を交換という流れになりますから、費用がかさんでしまいます。

毎日の生活の中で鍵を使っていて「何かがおかしい」と感じ始めたら、まだ鍵の開閉ができる状態でプロに依頼をした方が、コストダウンにつながるでしょう。

錠前が壊れないようにするには

鍵が壊れてしまえば、自由に施錠・開錠ができなくなり、日常生活に支障をきたしてしまいます。 またプロに依頼して交換作業をしてもらうためには、それなりの費用がかかってしまいます。 「できれば今ある鍵を長く使い続けたい」と思う方も多いことでしょう。 錠前が壊れないよう、丁寧に使い続けるためのコツは、ずばりメンテナンスです。 普段何気なく使っている鍵ですが、実は定期的にメンテナンスを施すことが求められています。 具体的な方法を紹介します。

汚れを取り除く

毎日鍵を抜き差ししていると、自然と鍵穴の中には小さなゴミが溜まっていってしまいます。 この小さなゴミが内部の故障を引き起こす原因になるので、定期的に除去しましょう。 方法は簡単で、掃除機を使って吸い出せばOKです。

また、パソコンや精密機械用のエアダスターを使って吹き飛ばすのもオススメです。 エアダスターを使うときには、ゴミを内部へと押し込んでしまわないようにだけ注意してください。

滑りを良くする

汚れを取り除いたら、潤滑剤を使って滑りを良くします。 このときの注意点は、鍵専用の潤滑剤を使うことです。

「とりあえず、家にあったから」という理由で市販の潤滑油スプレーを使用すると、内部でゴミを固める原因になってしまいます。 より深刻なトラブルを誘発する原因になってしまうので、注意しましょう。

錠ケース内部はプロにお任せ!

錠ケースとは、ドアの中に格納されている、鍵本体のことを言います。 「鍵が回るのに開かない」というトラブルは、この錠ケース内部に原因が潜んでいるケースがほとんどですから、この内部までしっかりとメンテナンスしておくことも重要です。

とはいえこの錠ケース内部の仕組みは非常に複雑になっており、自分でメンテナンスするのはオススメできません。 何らかの異常が出たときにプロにチェックをお願いし、清掃や点検などのメンテナンスをお願いすると良いでしょう。

まとめ

ドアの鍵

鍵は回るのに開錠できないときには、パニックに陥る方も多いことでしょう。 まずはどうか落ち着いて、「間違った鍵を差し込んでいないか」「回す方向を間違えていないか」など、基本的な事項を確認してみてください。

それでもダメなときには、潔くプロを呼ぶのがオススメです。 鍵のトラブルはいつ誰の身に起きても不思議ではありません。 いざというときのため、信頼できる業者の情報をまとめておくと、安心できます。

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